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「畜生!長いな…」
秋人が紡いでいる字、それは『斎藤雪人』の文字。
父親は楽に倒していた…と聞いてから、窮地を救えるならと秋人は賭けに出た。
さらに書いていた文字に『召還』をつなげた。
「出来るか出来ないかは本当に賭け!頼む!」
文字を書き終え、魔法を発動させた秋人。
土煙が舞い、中から人影が現れた。
「…ゲホッゴホッ…なんで家の中で、土煙が…」
現れたのはパジャマ姿の中年男性。
「…ん?なんだ?ここ?」
中年男性は辺りをキョロキョロすると、一気に青ざめていった。
「…おいおい…銀龍かよ!?」
反対を見ると、得意気な顔をした息子が立っていた。
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