261人が本棚に入れています
本棚に追加
/50ページ
「連携はさっきの要領でいいから…」
槍を巨大化させた事を言っている雪人。
しばし銀龍の存在を無視している。
「お父さん!危ない!」
さすがに黙っていない銀龍は、雪人に向かって突進を始める。
「今考えてんだから黙って立っとけ!」
槍が上空から落ちてくる。
銀龍の周りにだけ、文字通り槍の雨を降らせた雪人。
剣を出して美冬を呼ぶ。
そして、銀龍の尻尾を目掛けて技を奮った。
これを各々と繰り返した。
槍が無数に刺さって動けない銀龍は、堅いサンドバックと化していた。
「さて、一通り終わったな…夏美!」
雪人は夏美を呼んだ。
「サクサク首でも落として楽にしてやりな」
最早ボロボロの銀龍。
子供達の攻撃は大した事ないとはいえ、教える際まず雪人からの攻撃。
アチコチに破片が撒き散っている。
サラッと言ってのけた雪人だが、夏美の手は震えていた。
最初のコメントを投稿しよう!