転校生が来たよ!

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変な汗出て来たし…… 今動いたら確実に押し倒される 「いいね~、怯えた顔も」 『てか、授業が』 「逃がす訳ないだろ?」 ああ…… 俺はこんな奴に…… てか、何諦めてんだし! 『どけよっ!』 「おっと」 『うわっ!』 マットの上にやっぱり 押し倒された そうだった こいつは柔道部の顧問だった 寝技は得意な訳か…… いやいや、ちっが~う! 『離せ!』 「駄目だ」 首筋を舐めるな! 気持ち悪い…… 『いやだ!はなせよ!』 「いいねぇ……」 『変態!』 「じゃ、変態らしくしてやるよ」 シャツを脱がされ、 手足を縛られた 『ほどけ!クソ野郎!』 「少し慣らしてやろうと思ったけどこのままやってやる」 『やめろ!!』 『はなせよ!!んんっ…』 気持ち悪い奴に気持ち悪いキスをされた 吐く…… 間違いなく吐く 『いっ!』 太い指が無理矢理…… 『いったい!やめてっ』 「何だ、はじめてか? てっきりお前達ならやりまくってるのかと思ってたよ」 『んな訳ないだろっ! てか、指抜けよ!』 「こうか?」 『痛いっ!やめてっ』 何だこいつ…… 本物の変態だ 「もう我慢出来ない!」 胸元を舐めながら、 へんなものがあたる 「力を抜けよ」 『い、いやぁー!!助けて!!』 「何してるの?」 「な、なんだ君は!」 「この映像、職員室の パソに送るよ?」 「なっ!じ、冗談だよ……翔、今度からちゃんと授業に出ろよ」 『………グスッ…うっ…』 助かった安心感で 涙が出て来た 「ほら、大丈夫?」 『グスッ……』 ロープを外して制服を 着せてくれた 『………ありがとう』 漸く落ち着いて顔を見つめた 『あっ……』 「ん?」 『誰?』 「クスッ、今日転校してきたんだよ」 『そうなんだ』 携帯をいじりながら笑う 『何してんの?』 「君の顔を隠して画像を職員室のパソにね」 『うはっ』 「これであいつは消えるから安心しろ」 『ありがとう』 驚いた…… まさか、この人に助けられるなんて ヤバッ! 何ドキドキしてんだ俺
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