事の始まり

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「…お父さん、どうしたの?」 「…んだ。」 父親の声は、 弱々しく小さすぎて、 2人には聞き取れなかった。 「留美が…死んだ。」 「「え…?」」 同時に声をもらし、 「なん…で?」 と紫音が聞く。 「買い物の途中で、車に…。」 それを聞いた途端、 梨音は泣き出した。 そして、紫音も泣いた。
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