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そんな客の様子を見て微かに口角をあげる
( ω )
深くフードをかぶっている為、間近に居ても顔が見える事は無かった
客は、舐めるようにグラスに口をつけるばかりである
それにしても、とバーテンダーは思う
この奇妙な客はどこから来たのか
極稀に、こういう妙としか言いようの無い客が来る事はある
そこそこの年月をバーテンダーとして生きて来た自分としても、それはさほど驚く事では無かった
しかし、
(´・ω・`)(…この違和感はなんだろう)
そんなちょっと奇妙な客達とは違う雰囲気、違和感
明確で無いそれが、バーテンダーの、否、ショボンの喉につかえていた
(´・ω・`)(でも…まぁ、)
悩んでも仕方ないか、と思い直す
目の前の彼(いや、彼女かも知れないが)は自分の出した酒を飲んだ
ならば、彼女(いや、彼かもしれないが)は自分の客だ
アルコールが半分程減り、客は無音でグラスをカウンターに置いた
タイミングを見計らうように、ショボンが目だけ上げる
(´・ω・`)「それじゃあ、注文を聞こうか」
( ^ω^)「お肉が食べたいですお!」
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