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───あれから十分───
怪「なーんか大富豪飽きてきたなぁ。」
来「ちょっとやりまくったよね~。尋はあれから大貧民脱出できないし。」
二人は両手を後ろにつき、ふぅっとため息をしながら言う。
尋「るせっ!だいたい来るカードが弱すぎんだよ。ったく誰だよヘボディーラーは。」
静「お前ぇだよ、バーカ。」
尋「あ、俺か。いや、まさかそんなはずはない。なぜなら俺の手にはいいカードが来る魔法が…」
と言って両手の甲を前に出した。
静「では、今から手術を始め…」
尋「ませんよ!これ、手術のポーズじゃないからねっ!?」
………尋のツッコミが滑る。ツッコミで場を滞らせた。
米「よ、よし。もうそろそろいい時間だし、肝試し行っちゃう?きっと出てくるよ!」
米が散らばったトランプを集め、箱に片付けながら、上手いフォローを入れ、なんとかその場は持ちこたえた。
来「そうだねっ!そうしよう!楽しみだなぁ…なんとか墓地。」
尋「俺…お化けめっちゃ怖い。」
尋は急に体育座りになり、不安そうに訴えた。
健「大丈夫だ尋!お化けが出たら俺のゴムゴムのバズーカでやっつけてやるよ!」
健吾が立ち上がり、肩をぐるぐる回して気合いを入れてる素振りをする。
尋「いや、結構です。」
健「おいー!!そこは、流れに乗るところだろぉぉぉぉ!!」
尋「( ̄▽ ̄)」
健「(..)」
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