その理由。1-2

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やがてオレは気付いた。 二人は 両親は 戦死したのだと。 自分を残し、勝手に逝ってしまった。 さよならも言えず ただオレは 泣く事しか出来なかった・・・ 幼きその身体で 命の儚さを知った。 死んだら終りだと。 肉体は腐り、いずれ消えてゆく存在。 それは、紛れも無い一瞬・・――。 気が付けばオレは “永久”に囚われていた。 この世に永久は存在しない それくらい分かっていた。 ・・だから 創らずには居られなかった。 消えてしまえば何の価値も無くなる 忘れてしまう ・・・怖い・・・。 その感情だけがオレを動かした。
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