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ドキドキしすぎて心臓止まりそうになりながら、内のとこに足早に戻る。
大倉もひょこひょこしながらついて来て、冗談やん、スキンシップやん、なんてぶつぶつ文句を言う。
そんくらいわかっとんねんけど、…冗談やってわかってんのに気持ち悪いくらいドキドキする自分が嫌やってんもん。
「二人とも何イチャついてんねん!」
「うっさい黙れしね!」
呆れた様に、でもニヤニヤしながら言う内に精一杯の暴言を吐いて。
「あー、痛かったー」
これまたニヤニヤしながら足をさする大倉にも一睨み。
ほんまこいつら俺のことニヤニヤした目で見やがって。
「もう、疲れた」
俺は自然と溜息を吐いた。
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