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目が合うたびに
なぜかハートの真ん中で
いつもと違う僕の目が
鮮やかに
別世界を映し出した
手は動くのに
目が離せない
きっと
魔法にかけられたんだ
悪魔か天使か
わからないけれど
君に想われて
僕は
記憶から全てが
消え去る
まるで犯した罪を
消しゴムで白紙に戻し
新しい僕と君だけの
素晴らしい世界を
造るかのように
僕は君に惹かれた
このために
生まれたんだと
思い込めるほど
僕にしかできないこと
君にしてあげるから
意味のわからない
言葉たちを
無意味に並べただけの
“愛”の告白というやつに僕が口をだすなら
その告白は
消えてなくなって
しまうだろう
わからないなら
わからないなりに
一歩踏み出せば
ほら
未来はすぐそこに
手で掴めないなら
いっそのこと
食べてしまえばいいんだ
胸をくるしめる
この気持ちに名前を
つけるなら
きっと僕は
“恋”とつけるだろう
僕がその気持ちに
“恋”という名前を
つけたんなら
その気持ちは恋になる
曲がった方に
のびていたつるは
いつのまにか
宇宙(そら)に真っ直ぐ
一途な想いで
君をきっと振り向かせる
信じてくれる人は
信じたいと思う
優しい人は
優しくしたいと思う
あたりまえをあたりまえで言い返すのは
あたりまえだろうか
そのあたりまえを
99999回言ったなら
いつもの生活から
解放されるんじゃん
胸をくるしめる
この気持ちに名前を
つけるなら
きっと僕は
“恋”とつけるだろう
僕がその気持ちに
“恋”という名前を
つけたんなら
その気持ちは恋になる
君がこの気持ちを
“愛”と呼ぶならば
僕はその愛を
認めてあげてもいいよ
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