第1章

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そんなお前の父さんと母さんは仲が良かった。       心と心がくっつきそうなほど近くに居た。       そんな2つの想いと想いがお前は大好きだったな。       ただ、ちっぽけな『時間』なんてもののせいで、いつしか目と目も合わさずにいる。       それに、もう聞こえることのない『ただいま』       そんな2人を見つめるお前は、うるっとした瞳でこう呟く。
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