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「天名マコト、アサルトガンナー「ジャスティス」行きます!!」
地球からの反射光で白く輝いて見える巨人がジークフリートのカタパルトから弾かれたかのような勢いで漆黒の宇宙に飛び出してゆく。
やがて地球光の影に入ると、その機体色が黒いことに気が付く。
宇宙空間での迷彩色である。
視覚を誤魔化す事さえできれば、敵がこちらに気付くにはレーダー頼りになる。
しかし、不意を突かれた時に、目の前の敵を探すため悠長にレーダーと睨めっこしている余裕など無いはずだ。
が、アルガ側にとっての問題はそんな些末な事ではない。
地球側にアサルトガンナーが存在するという事だ。
アサルトガンナー「ジャスティス」は、ほぼ無傷でロカクしたアルガのアサルトガンナーから得られたデータを参考にして地球側の技術力で生み出したアサルトガンナーである。
本来ならば、この機体を量産し、アルガと対等に渡り合う為の切り札となるはずであったが、その事を事前に察知したアルガの特殊工作部隊によって生産工場は壊滅。
幸い生き残った一機を騙し騙し運用している現状で、その運用に関しては技術者達も皆手探り状態。
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