入部

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今日わいよいよ入部の日。龍二は遥奈の勧めでバスケ部に入部した。(本当は遥奈に好かれたいからである)バスケ部主将の青木剛が「集合」と低い声でいった。 「最初に言っておくが練習は厳しいぞ!!今年の目標は全国制覇だ!!」 剛は1年生に向かってそう言った。無論退部していった人数は計りしれない。それほど練習が厳しいのだ。それもそのはず。湘南高校は毎年ベスト4には入るものの、インターハイに出場したのはたったの1回。しかもダブルスコアの初戦負け。 剛は密かに碇の入部はでかいと思っていた。それは県内でもトップグラスだったからだ。勿論全国でもトップグラスだった。そして、全国の高校から声がかかるのは言うまでもない。しかし、そんな碇が湘南高校に入った理由…それは家から近いからだった。碇はかなりのめんどくさがり屋だ。バスケが出来れば何でもいいと思っていた。 この碇と龍二の入部により2人が永遠のライバルになることを誰もしるよちはなかった…
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