第1章‐1つの終わり……そして全ての始まり‐

4/24
7453人が本棚に入れています
本棚に追加
/303ページ
俺の名は天海一樹(あまみかずき) 桜桃虹学園に通う2年だ。 別にこれといって趣味もないし得意な事もない。 周りの出来事にもどうでもいいと思って適当にやっている。 しかし周りの奴からは 「やるときはやる奴」 といわれているらしい…… まぁそんなことはどうでもいいか 俺は着替えを済まして部屋から出て下に下りていった。 1階の居間に着くとそこには親父と母さんがいた。 「おはよ……親父、母さん」 俺はあくびをしながら挨拶をした。 2人ともまだ時間に余裕はあるが支度をしていたので適当に挨拶が返って来た。 俺はそのまま洗面所へ行って顔を洗っていると、 「お兄ちゃん、朝ごはんの準備できたよ」 俺は適当にあいづちを打って返した。 彼女の名前は天海沙月(あまみさつき) 桜桃虹学園に通う1年だ。 俺の妹……になるんだろうか? とある事情があって4・5年前から親父が引き取ってきた。 だから俺や母さん、親父との血の繋がりはない。 まぁ、沙月はそのこと気にしてないから良いと言えばいいんだけどな? 俺の親父、天海雄介(あまみゆうすけ) 周りから見れば普通の良い親父なんだろうが……俺はそう思わない。 というか思いたくない…………。 この事は毎度のことだし後で分かるか…… って俺誰に言ってんだ? そして俺の母さん、天海雪子(あまみゆきこ) 人がよく町の人からも人気が高い。 しかし……親父と同じで…… あまり考えないでおこう…… 俺はそう思いつつまだ2人が慌しく支度をしている居間に戻った。 机の上には朝ごはんが並べられて沙月がTvを見ながら座っている。 朝ご飯は沙月と母さんが一緒に作っている。 何でも沙月曰く 「お世話になっているからこれぐらいは手伝いたい」 との事らしい しばらくたつと支度もできたのかようやく朝ごはんがおいてある机の所に2人が座った 「それじゃいただきます」 毎日日替わりで食事前の挨拶をする。 こうやって1日が始まっていく。
/303ページ

最初のコメントを投稿しよう!