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真姫
「あー、今日も暇だぜ!」
と、画面向こう側の人に
むかつく台詞を、むかつくポーズでいい放ったこの男。
そう、駄目な主人公の工藤裕二。
「なんでこんなイケメンがニート…」
真姫姉さんは複雑な
気持ちを込めて小声で言う…。
が、しかし俺はポジティブ。
「ん?真姫姉さん、俺に惚れたのかい?」
「誰があんたに惚れるか!!」
「だってタイトルからして、真姫姉さんルートじゃねーか!!」
俺は確信していた。
タイトルが『真姫』故に
姉さんを攻略できる…とね。
「あっ、それは作者があたしが登場するから気分で…みたいよ?」
早くも作者を呪った俺がいる。
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