真姫

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  「ところで真姫姉さん…」   「ん?なにかな?」   「美姫の姿が見えないのだが」   あえて説明しよう美姫とは 我が妹、そして我がペットだ。   「むしろお前がペットだよ、ちなみに美姫なら仕事行ったわよ」   美姫は17歳だが学校ではなく 知り合いのレストランで 週3日くらい働いている。   真姫姉さんだけに働かせたく なかったらしくあえて 学校ではなく社会にでたのだ。   「あっ…そうなんだ」   罪悪感で胸が苦しくなる。   「まあ…まだ眠いし寝る!」   「じゃあ…美姫が帰ってきたら起こすわね」   「ああ、起こす時はフェ――」   「お、や、す、み!」   俺のリクエストはあっさり おやすみに相殺されてしまった。  
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