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「あらら?、ゆー兄は?」
「寝てるから、起こしてきてくれるかしら?」
「はーい!」
そうだ、俺は寝ていたんだ。
気づいても暗闇から抜け出せない…眼を開ける気力がない。
ガチャッ
部屋のドアが開いた、美姫か…
美姫ならきっと優しい起こし方をしてくれるに違いない。
「みっきみきにしてやんよ!」
なぜ初音○ク!てかやめて!
ドスッ!!
「ぐはっ!…美姫てめー…」
「おっはよ!、ゆー兄」
「蹴りで起こすな!蹴り駄目!」
「モーニングショットだよ!」
コーヒーと蹴りのコラボ!?
「まあ、いいや…お帰り」
「うんっ、ただいま!」
美姫に起こされるのは今回が
初めてだったわけだが…。
危ない妹だったという事を
なんか改めて実感した…。
そして美姫が部屋から
満足気に出ていくと同時に
俺は再びベッドに力尽きた。
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