1925人が本棚に入れています
本棚に追加
/573ページ
東方泰祭黎
ここは幻想郷
人間界からすれば絵本に登場する架空の世界だった
ここに一人
××高校に通う人間がいた
???「……今日も変わらない1日か…」
彼は食べて学んで食べて寝る、という当たり前の世界にどこか満足がいかない様子だった
???「ただいま……」
と言っても誰もいない
父親は離婚しいない
母親は俺をろくに育てず失踪
今は母親と父親が残した一軒家に住んでいる
毎月母親から銀行にお金が振り込まれギリギリやっていっている
それが現状だ
???「さて…今日は何を作ろう」
彼は帰って早々夕食の献立を考えていた
???「オムライスにしようかな、その前に休憩……」
鞄を放り投げソファに横になる
テレビを眺め、何も変わらぬ日常を過ごす
???「すぅ……すぅ…」
いつの間にか眠っていた
???「いけない早く夕食の準備……あれ?」
目を凝らす、見慣れた自分の家ではない
地べたに寝そべっていたのだ
もう一度目を凝らす
そこは和風の日本庭園を映し出したような屋敷があった
???「どこだ…ここ……」
???「妖夢~妖夢~」
僕は咄嗟に隠れ、声の主を観察していて唖然とした、なんと幽霊がいた
???(ここは一体……)
とりあえず木陰に身を潜め現状把握を急いだ
???(一体何故こんな所に……しかしいつまでもこうしてはいられない……どうすれば…)
最初のコメントを投稿しよう!