東方泰祭黎

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幽々子「妖夢~妖夢~」 白楼亭内外側廊下を忙しなく駆けている幽々子がいた 妖夢「幽々子様……そんなに急がなくてもまだ3時間はありますよ?」 幽々子「何言ってるの~こういう一大イベントは一着に限るでしょう?」 妖夢「いえ……意味が分かりません…」 幽々子「んもぅ…分かってないわね……」 幽々子は頬を膨らませながら襖の奥に消えてしまい、向こう側から声がした 幽々子「妖夢~中庭にある洗濯物入れておいてね~」 妖夢「は~い……庭師が雑用な感じかも…」 妖夢は渋々白楼亭の中庭に干してあった洗濯物を入れ始めた 妖夢「………よいしょっとこれで終わりかな……あれ?」 さっき草木が不審に揺れた気がする 妖夢「侵入者か…?」 声のトーンを落とし威嚇的な声で言い放つ 妖夢「何者だ、姿を現せ」 ???「…………」 確かにいる そう確信した妖夢は楼観刀を抜きジリジリと間合いを詰める ???「………っ…」 プレッシャーに耐えかねたのか草木に隠れていた影が動いた 妖夢「なっ!?ま、待て!!」 意外にも影の主は逃走、しかも何気に速い 妖夢「逃がさない!」 だが妖夢は妖夢でもっと速かったりする
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