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永琳「よいしょ…とりあえずこれで良いわ、このお薬を食前にね」
幽々子「あら?もう帰るの?ゆっくりしていけば良いのに」
永琳「ウドンゲが煩いのよ、姫の事もあるし……まあまた近いうちに様子を見にくるわ、お大事に」
薫「あ、はい…ありがとうございます…」
襖を開いて立ち去ろうとしたが一度振り向いて
永琳「言い忘れたけど私の名前は八意永琳、医学に長けた者、よろしくね」
そう言うと襖が閉じられた
薫「本当に薬だけで治るのかなぁ…?」
幽々子は永琳を見送った後、俺の側に膝をおろした
幽々子「心配ないわ、永琳の薬はどんな病気でも治してしまうから、でも2日はかかるから安静にね」
薫「あ、はい…」
すると襖越しに
妖夢「幽々子様、そろそろ出発した方がよろしいのでは?」
幽々子「そうねぇ…気が変わったわ、2日後にするわ」
妖夢「2日後!?一体何を考えて……もしや謎の侵入者の件ですか?」
薫「………う…」
怯えた俺に幽々子さんは小声で『大丈夫』と言った
幽々子「そうねぇ、入ってくれるかしら?」
妖夢「はい、失礼しま……な!?貴様は!!」
妖夢は俺を視認するやいなや刀を抜き、構える
そこに幽々子が割って入る
幽々子「だ~め、この人間は私の弟よ?」
妖夢「お、弟!?」
薫「だから違いますって……」
幽々子「ふふ、紹介するわ妖夢、西行寺家長男こと私の可愛い弟、西行寺薫よ」
薫「西行寺薫です……」
妖夢は唖然としながらも
妖夢「もしや…リアルに同姓?」
幽々子&薫「そうよ~、です」
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