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そして異常に疲れた夕ご飯も終わり俺は夜の空を眺めていた
妖夢「こちらにいらっしゃいましたか」
薫「あ、妖夢さん」
妖夢「動かれて大丈夫なのですか?」
どうやら身体の事を気遣ってくれてるようだ
薫「うん、妖夢さんの攻撃の当たりどころが良かったのかも」
妖夢「…遅くなりましたが、その点については誠に申し訳ありませんでした」
薫「いいよ……幽々子さんの気まぐれで生かされてる人間なんだからさ、その内飽きて殺されてしまうかも知れないし…」
妖夢「…………」
薫「長生き出来てるだけでも感謝しないとな……」
妖夢「貴方は……」
薫「……………」
妖夢「どうしてそんなに卑屈に考えるのですか?」
薫「…複雑な生い立ち…かな、でも人生に悔いはないよ」
妖夢「…………」
薫「さあ、そろそろ寝よう」
気まずくなり俺は寝室に退散しようとしたが腕を妖夢に掴まれた
薫「………何…?」
妖夢「…幽々子様は恐らく本気です」
薫「僕を殺す事?」
妖夢「違います」
薫「じゃあ取って食うとか」
妖夢「違います」
薫「…………」
妖夢「意外と鈍いのですね、長男に迎える事です」
薫「……なに…?」
妖夢「どうやら幽々子様は貴方に一目惚れされたようなんです」
薫「そんな…たった1日で…俺の何が分かる…何が気に入ったというんだ…」
妖夢「そこは私にも……しかし幽々子様は貴方に害を成す事はまずされないでしょう、最早気に入るのレベルではありませんし」
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