東方泰祭黎

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東方泰祭黎

ここは幻想郷 人間界からすれば絵本に登場する架空の世界だった ここに一人 ××高校に通う人間がいた ???「……今日も変わらない1日か…」 彼は食べて学んで食べて寝る、という当たり前の世界にどこか満足がいかない様子だった ???「ただいま……」 と言っても誰もいない 父親は離婚しいない 母親は俺をろくに育てず失踪 今は母親と父親が残した一軒家に住んでいる 毎月母親から銀行にお金が振り込まれギリギリやっていっている それが現状だ ???「さて…今日は何を作ろう」 彼は帰って早々夕食の献立を考えていた ???「オムライスにしようかな、その前に休憩……」 鞄を放り投げソファに横になる テレビを眺め、何も変わらぬ日常を過ごす ???「すぅ……すぅ…」 いつの間にか眠っていた ???「いけない早く夕食の準備……あれ?」 目を凝らす、見慣れた自分の家ではない 地べたに寝そべっていたのだ もう一度目を凝らす そこは和風の日本庭園を映し出したような屋敷があった ???「どこだ…ここ……」 ???「妖夢~妖夢~」 僕は咄嗟に隠れ、声の主を観察していて唖然とした、なんと幽霊がいた ???(ここは一体……) とりあえず木陰に身を潜め現状把握を急いだ ???(一体何故こんな所に……しかしいつまでもこうしてはいられない……どうすれば…)
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