-冬-

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『ごめん!遅れた!』 待ち合わせの公園にはすでに彼女がいてぼーっと空を見つめていた。 空から目線を俺に向けて彼女はふふっ、と微笑む。 『大丈夫だよ、私も今きたところ』 頬をピンク色に染めている彼女は、白色の景色の中でとても栄えて見えた。 『そっか良かった…。今日は特に寒いな…』 『そうだね、空気が澄んで景色が綺麗に見えるのは嬉しいケド…寒いね』 ふぅっと彼女は自分の息を素手に吹掛けて暖める。  
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