1、5月行事予定『暇部の作り方』

3/9
9人が本棚に入れています
本棚に追加
/152ページ
鏡「あっ。つくよ正連。」連「本当だね正鏡。」 二人は最後の段を上がり終えると、少し大きめの扉の前に立った。 場所的には暗く、ジメジメとして、壁にはちょこちょことカビが生えていた。 連、鏡「「わお!ジメジメ。」」 少しオチャラケを言いながら重ったい扉を開けた。 『ブュォー』 屋上へ出ると5月だからか、春らしい冷たい風が強めに吹いていた。 「「!!」」 双子は片目を守るため、目をつむった。視界は真っ暗、動くことができない双子はその場から動けなくなった。 ‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡ ?(むっ。誰か来た・・・・。まあいいや読書の邪魔さえしなければ。) ‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡ ?(ひっ!親衛隊ですか?!・・・・・あっ。男の子でした。) ‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡ ?(・・・・・・・。) ‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡ ?(あ?先こうか?たく、最初に俺が来たのにぞろぞろと来やがって。) ‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡ 風がおさまったところでようやく目を開けると、目の前には6角形のタンクがあった。 タンクは緑色で大きく、6つの凹みには人一人が座れるくらいあった。 鏡、連「「む?」」 双子がみるとタンクの4つの席に誰かが座っていた。
/152ページ

最初のコメントを投稿しよう!