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鏡「あっ。つくよ正連。」連「本当だね正鏡。」
二人は最後の段を上がり終えると、少し大きめの扉の前に立った。
場所的には暗く、ジメジメとして、壁にはちょこちょことカビが生えていた。
連、鏡「「わお!ジメジメ。」」
少しオチャラケを言いながら重ったい扉を開けた。
『ブュォー』
屋上へ出ると5月だからか、春らしい冷たい風が強めに吹いていた。
「「!!」」
双子は片目を守るため、目をつむった。視界は真っ暗、動くことができない双子はその場から動けなくなった。
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?(むっ。誰か来た・・・・。まあいいや読書の邪魔さえしなければ。)
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?(ひっ!親衛隊ですか?!・・・・・あっ。男の子でした。)
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?(・・・・・・・。)
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?(あ?先こうか?たく、最初に俺が来たのにぞろぞろと来やがって。)
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風がおさまったところでようやく目を開けると、目の前には6角形のタンクがあった。
タンクは緑色で大きく、6つの凹みには人一人が座れるくらいあった。
鏡、連「「む?」」
双子がみるとタンクの4つの席に誰かが座っていた。
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