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『チャチャチャーチャーチャーチャーチャ~♪』
3時限目が終わったのか、屋上の近くにある作動室のどでかいスピーカーから、此処の学校のチャイムが耳にでかく響きわたる。(ちなみに、此処のチャイムの最初の出だしがよくCMでよくやってるド●クエのBGMそっくりなんだよねー。BY正鏡)
故京はチャイムがなった時に、拳を久夢の顔の前で止めた。その距離1㌢。もし、チャイムが遅かったら完全に殴られていただろう。
故「時間か・・・・ちっ!先こうが来る前にずらかるか。」
故京は舌打ちをし、乱暴に掴んでいた久夢の胸倉を横に振り、久夢を投げ飛ばした。
しかし、投げ飛ばされた久夢は打ち身をとりながら転がり体勢を整え故京を睨みながら立った。
故「かっ!やっぱり気に入らねえ目をしやがって。 」
扉を開け、久夢を睨むと屋上の扉を勢いよく閉め、立ち去っていった。
久「ふん。不良が・・・。」
久夢は帰っていった故京の扉を睨みながらその扉を蹴りあげた。
『ドガッ!』
ひと蹴りして気分がはれたのか、スタスタと歩きだし、もうひとつある別の扉から此処を出ていった。
(ちなみに扉は右棟に一つ、左棟に一つと計二つある。僕らが来たのは左棟のほうだね。BY正連)
~パッポウ。2分後~
柄の悪い二名の喧嘩で固まっていた四人だったが、ここで双子を撫でり終えた(まだ撫でていたんかい。)忍が無言で扉を開け、でていった。
不「あー。びっくりしました。さて、僕もそろそろ此処からおいたまします。」
さっきまでしていた困り顔から笑顔に戻した。
『ドドドドドドド~。』
ふいに左棟の階段から何者かが、階段を駆け上がる音が聞こえてくる。
不「えっ!まさ『バターン』
勢いよく開け放たれた扉は大きな音を立て、壁にぶつかった。『キィキィ』と金属が擦れあう音が無惨さを表している。
他「はあはあ。・・・!見つけたよ不味君。」
開け放たれた扉に立っていたのは女子だった。走って階段を昇ったためか、最初は肩で息をしていたが、不味を見た途端、疲れを忘れ、獲物を捕らえたかのように不味を見ていた。女子の後ろには何か肉食動物ビションまで見えている。
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