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今暇潰しを見つけた僕等の気持ちはわくわく気分になりたいところだったが・・・・・・・ある問題が発生した。
鏡「正連ー。」
連「なーにさー。」
鏡「あの四人と遊ぶのはいいけどさー。どうやって遊ぶかだろう。」
連「んー。」
鏡「だとしたら・・・・
連「続けてできるもの、もしくは高校生活をしのげるものだねー。」」
ゴロンと俯せになり枕へ一緒に顔をうもらせた。
?「うーーーーーーー!」
そんなさなか、下の方から誰かが唸り階段を登る音が近づいてきた。
鏡、連((まあ。誰かと言ってもこんなやつ一人しかいないけどな。))
『バターン!!』
閉めたドアは勢いよく開けられ、僕らの背中に勢いよく何かが乗っかった。
鏡、連「「うげ!」」
変な声を出した僕らは一時間を置いて背中に乗っている人物に話しかけた。
連「ちょっと咲・・」
鏡「重いんだけど・・・」
鏡、連「「つうかどいてくれ・・・・」」
上にのっかている咲のせいか、呼吸がうまくできない。僕らの声は車に潰された汚い蛙の声に近かった。
咲「はい。兄ちゃんたちただいま。」
鏡、連「「いやいや。ただいまじゃなくて、僕らの背中からどいてっていってんの。」」
このこは下条咲。10歳も歳が離れた妹。
咲は今年から小学一年生になった。
5月でもまだ真新しい黄色い帽子にピカピカのランドセルのはずだが、・・・・咲の場合、黄色い帽子は破れに破れ、ピカピカのランドセルは傷だらけ。もう、あたかたも『六年間使いました』みたいにボロボロだし、腹は土まみれ、あちらこちはに怪我をつけ我が家ではがき大将みたいな存在になっている。
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