悪のしのび

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君は主 俺は道具 運命別つ哀れな主従 君を守るそのためならば 俺は悪にだってなってやる 期待の中君は生まれた 祝福するは両親の声 大人たちの勝手な都合で 俺ら2人は主従になった 例え日の本の全てが 君の敵になろうとも 俺様が君を守るから 君はそこで笑っていて 君は主 俺は道具 運命別つ哀れな主従 君を守るそのためならば 俺は悪にだってなってやる 敵の国へ偵察にいった時 森で見かけた金のあの娘 その懐かしい声と姿に 一目で俺様は恋に落ちた だけど主があの娘のこと 消してほしいと命令するなら 俺はそれに従おう どうして涙が止まらない 君は主 俺は道具 運命別つ狂おしい主従 「今日のおやつもみたらしだよ」 君は笑う 無邪気に笑う もう直ぐこの城は潰れるだろう イカレた魔王達の手で それが運命だというのならば 俺はあえてそれに逆らおう 「ほら俺の装束貸してあげる」 「これを着てすぐお逃げください」 「大丈夫俺様は忍だよ」 「きっと誰にもバレないさ」 俺は主 君は逃亡者 運命別つ悲しき主従 君を善人というのならば 俺は悪人になってやる 昔々あるところに 虎が治める一国の 家臣となって暮らしていた とても大切な俺の主 例え日の本の全てが (ついにその時はやってきて) 君の敵になろうとも (戦いを告げる音がなる) 俺様が君を守るから (軍勢などには目もくれず) 君はどこかで笑っていて (君は某の口癖を言う) 【天・覇・絶槍!真田源次郎幸村! 見・参!!…てね】 君は主 俺は道具 運命別つ哀れな主従 君を守るそのためならば 俺は悪にだってなってやる もしも生まれ変われるならば その時も傍にいさせてね
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