無い町

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無い町

 明るい色の煉瓦で舗装された道路にたたずみながら、私は途方に暮れていた。見知らぬ町の真ん中で、たった一人で。  これがあんな悪夢の始まりだったなんて、この時はまだ想像すら出来なかった。
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