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(取り敢えず今日はここで過ごすコトに決めよう)
その頃には既に日は沈みかけており、妃羅は慌てて食料を探しに行こうとした。
------------その時、
「……誰かいるんですか?」
背後から声がかけられた。
妃羅は振り返り、透き通るようなテノールの声の持ち主を見据える。
淡い栗色の髪の毛
灰色がかった瞳
シルクの様な白い肌
「………貴方……敵、ですか?」
見とれてしまった妃羅は声を出せずにいた。
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