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「うっ……!!!!」
叩きつけられた衝撃でうめき声を発した円堂。
そんな円堂を叩きつけた吉良は見向きもせず、木の上の部下と思われる風丸を抱えている敵の方を見た。
「そいつはどうなんだ…?久王」
「やっぱり新米ですね。でも、アイツよりか使えるかもしれません。」
久王(クノウ)と呼ばれる部下は風丸を吉良に見せるように怪しい笑みを浮かべながら言った。
「連れて行こう…」
「りょうかい…」
久王が風丸を背負った瞬間…
「風丸は…渡さないっ…!!!!!」
「「…っ!!??」」
吉良と久王は驚くはずだ。先ほど、思いきり叩きつけられた円堂が自分達の目の前に…
ましては、ここは木の上…
「いつのまにっ!?」
吉良が思わず発してしまった。
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