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風丸が落下していくスピードは下がることを知らず、むしろ上がり続ける。
「くそっ…間に合わない…!!」
諦めかけた瞬間…
シュッ…!!!!
風を切る音を立て何かが円堂の隣を通り過ぎた。
「今…何か!?…って風丸がいないっ!?」
確かに、気がつけば目の前に地面に叩き付けられる寸前だった風丸がいない。
「仲間は大切にするもんだろうが…円堂」
「…!?お前…鬼道!!豪炎寺!!」
円堂が振り向く目線の先に、風丸を抱きかかえたゴーグルとマントが特徴。
"鬼道 有人"
髪の毛を立たせている
"豪炎寺 修也"
が立っていた。
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