失われる日常

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「円堂!!木野!!」 鬼道が声を上げ二人を呼ぶ。 豪炎寺は、風丸の治療を応急処置程度だが行っていた。 円堂と木野が森へ着いたときには風丸はかなり衰弱していた。 「これ…毒薬に…」 木野はすぐに風丸が毒でやられているとわかった。 「すぐに風丸くんから毒を抜かないと…!!」 三人は息をのんで治療を見守った。 「豪炎寺くんは治療を手伝って…特に肩の怪我を」 「わかった…でも風丸は肩も重傷なんだ」 木野は風丸の近くにひざを突き鬼道と同様、脈と呼吸を計る。 「肩までひどいなんて…出来るだけみんなは肩の治療をしてくれる!?」 「「「あぁ!!!」」」 毒抜きを木野。 肩の止血及び治療を他三人が行う。
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