失われる日常

23/35
前へ
/40ページ
次へ
木野は風丸の服を上半身をはだけさせ、医療術で少し傷を作りそこから毒抜きをした。 「うっ…くっ…」 傷がうずくのか風丸は時折、うめき声を発している。 円堂、鬼道、豪炎寺は豪炎寺の医療術に合わせ円堂、鬼道は手早く肩の止血をした。 「……ン…ど……」 「…!!風…丸…!?」 円堂が気がつくと風丸が意識を取り戻した。表情から見るとかなり疲れ切っているよう。 「風丸くん。今、毒抜き終わったからもう大丈夫。」 「ホントか!!よかった…」 円堂が木野の言葉に心底安心な表情を表した。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

78人が本棚に入れています
本棚に追加