失われる日常

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「えんど……けが……」 風丸は、円堂の頭に巻かれている包帯に目がいった。 「俺は大丈夫…ホントごめん…俺のせいで…」 円堂は風丸の手を握り、頭を下げた。風丸は握りしめられた手を握り返した。 「きどう…ごう…えんじ…きの…ありがと…」 風丸は鬼道、豪炎寺、木野と視線を合わせお礼を言った。 「今から村の病院へ行きましょう。あそこでちゃんとした治療をするから。」 木野が立ちかがり、豪炎寺が風丸を背負って4人は村へ戻った。
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