失われる日常

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「マックスじゃないか!!どうしたんだ?」 円堂がマックスに声をかけた。 「みんなこの辺にいるって木野から聞いたからね…大変だったんだね…」 いつもの可愛らしいあの笑顔は今のマックスにはなかった。 「そうだ!!円堂と豪炎寺、それに鬼道は村長に呼ばれてたよ」 「本当か?」 鬼道が椅子から立ち上がりマックスに尋ねる。 「うん、あと半田は俺と来て」 「わかったよ」 半田は椅子から立ち上がりマックスについていく。 「じゃあね…円堂…無理するなよ?」 心配そうな表情で半田が円堂を見つめる。 「大丈夫だよ…ありがとな」 円堂は半田に大丈夫だよと手を軽くあげて見送った。 「俺たちも行こう」 円堂、豪炎寺、鬼道は役場に向かった。
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