愛してほしい

はじまり

「れーいちゃんっ♪今日こそ来れるよな!?」

親友である啓太の聞き慣れた声が聞こえた。

『なにが??』

俺は意味がわからず
聞き返した。

「合･コ･ンだよっ」

ニコニコしながら俺の良い返事を待つ

『俺は行かないよっ』

「え～なんで?」

なんでって…俺そーゆーのに興味ないし……

『行きたくないから。それに頑張って化粧してかわいこぶってる女見てても楽しくない。』

「ぶっ…お前それ言っちゃぁ合コンなんてやってらんねーべ?」

『だからやらないって言ってんじゃん』

「だァーッもぅっ数合わせぐらい付き合ってくれたっていぃぢゃんｯｯ」

『だから、い か な い』

「んぢゃもぅ家の店のケーキ食べさせてやんない」

『いけばいんだろ?いけば...』

ケーキに負ける俺って…

「やったっ☆んぢゃ今日の７時にいつもの店な」

『はぃはぃ』

はぁー…
行くことになったし…

でも啓太ん家のケーキには変えられないしなっ
3 4時間我慢しよう