ゆうき君登場

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ゆうき君の兄、ヒロシ君とは幼稚園が一緒だったこともあり、朝は連れ立って登園していた。 なぜ、馬が合わないのに一緒に登園していたかというと幼稚園もヒロシ君の家と同様に父親の仕事場の近くにあり、朝は父親と共に仕事場に行き、僕は幼稚園に行く。父親の仕事が終わると一緒に帰る。というスタイルだったからである。 父親の仕事が終わるのが5時ぐらいなので幼稚園から帰ってきてからその時間までヒロシ君の家に遊びに行くのが日課だった。 しかしヒロシくんはインドア派なため余り外には出歩かなかった。 僕はどちらかというとアウトドア派だったためヒロシくんとはあまり趣味が合わなかったのかその弟ゆうき君とばかり遊んでいたのである。
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