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僕はそっと椅子に座りサランラップにまかれたハンバーグをめくり一口食べた…
何故か涙がでてきた…
美味しい…
涙と混ざってしまい少ししょっぱかった…
ふと前をみるとテーブルの上に手帳が置いてあるのに気づいた
母の手帳だろうか
中を見てみるとスケジュール表にびっしりと仕事の用事が書かれていた…
朝から夜中まで…
日記には僕の事が書かれていた
「あのコ大丈夫なんかな」
「今日も帰ってこなかった…ハンバーグが冷めてしまったわ」
「あのコの受験のために頑張らんとな」
全部僕の事を心配している母の気持ちが書かれていた…
僕「なんでや…なんでなんや…こんな俺やのに…なんでこんな…」
気づけば僕は走って家をでていた
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