出会い

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そうそうそうアルよ 何を聞こうとしてたのか思い出したアルよ 「君だれだい?」 俺はなんども自分のせいで忘れていた素朴な疑問を聞いてみた 返ってくる返事を0.05秒のスピードで予想してみよう 1親父のしか「私ですか?探偵です!」 おっと遮られちまった HAHAHAHAHA いやまて そんなことはどうでもいいんだ 今ドア越し(壁)でこの娘 ⑨なこといいやがったぜ! 「⑨とは某有名同人ゲームのキャラ説明に乗っているんだ! ちなみに馬鹿って意味だぞ!」 「そうなんですか~!そのゲームなんていうんですか?」 やべぇ・・・ 何でこの娘こんなに健気なの? おにーさん泣いちゃう! ないちゃうよ! 「あの~」 うわぁああああああん 声を出さないで泣くそこが大人なんだ! 「あの・・・」 そうだな!こういう虚しい気持ちの時はサンバを踊るに限る! 「・・・ぁの」 HEY!HEY!HEY! タラッタラタタラタタ~ たのしぃ~!ふぅ!ふぅ! やぁーはー! 「・・・ぅっ・・・ひっく・・・あの・・・」 「ごめんよ!無視してたわけじゃないんだ!癖で自分の世界に入ってしまっただけなんだ!そんなドア(壁)越しで泣かないで!!」 俺は必死にベッドの上でサンバを踊りながら、ドア(壁)越しに泣いてる少女を慰めた いや慰めてるんだよ! まじめだぜ?! 嘘ですごめんなさい
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