ご臨終

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「アンタみたいな変態は知らんっ」 キッパリ言い切ってやった だが彼はなおも産まれたままの姿で淡々と話しかけてくる 「いやぁ、驚きましたホント」 「驚いてるのはこっちだ!まず服を着ろっ!」 変態は、はて? と首を傾けた 「あんた何者だ?俺が見えるってことはあんたも死んだ身かなんかだろうが、その格好はなんだ」 変態は、あっ! と思い出したように 「いやはや申し訳ありません、説明しなくてはわかるはずがない」 そう言うと あはは、と笑い出した なんだコイツ… しかし、死んでから初めて会う人間だ 神様とか死神には見えんが… まぁどっちでもいいか 俺はおとなしく話を聞くことにした
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