学校へGO!

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「…うわぁ」 外からも連想出来る位、 中も相当ひどかった。 窓という窓は割られ、 綺麗な窓なんか無い(せめてヒビ) 壁は落書きだらけ。 壁紙もポスターも 破られちぎられ落書きされ… ちゃんと掃除してんのかって位 ほこりまみれだし。 ドアとか原型とどめてなくね? ボコボコじゃん。 蹴られまくってんじゃん。 しかも金庫だけじゃなくて 書類とか教材とか入ってる棚にも南京錠が掛かってるって どんだけ厳重なのさ。 私は人っ子一人いない廊下を 黙々と歩き続いていた。 「…確か、学校に着いたら 校長室来いって言ってたな」 私はスカートを ヒラヒラと揺らしながら 階段を上る。 この校舎、 ちっさくて汚い割に 構造が複雑で 校長室が見当たらない。 つか、プレートというプレートが全部折られてて 何処がどの部屋なんだか 分かんないんだよ。 ついでに人すらいないから 道も聞けない。 …どうしようかな。 私は階段を上りきり廊下に出て、キョロキョロと辺りを見渡した。 するとその時、 一つの部屋から 山盛りの資料を持っている くるくる黒髪の 黒ぶちメガネ少年が出てきた。 ラッキー! 「ねぇ、君」 「うわぁっ!?」 メガネ少年は私に 気付いていなかったのか、 私が少年の背中に声をかけると 肩がビクッ!と震えて 軽く資料を落としそうに なっていた。 …どんだけ驚くんだ。 「な…なんですか?」 、
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