学校へGO!

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「もうやめてください! 十分でしょう!」 「いやでも、 まだ決着がついてないしよ…」 「それでケガしたら どうするんです!?」 「大丈夫だって委員長。 心配しすぎ」 「しますよ!心配くらい!」 私と竜牙が交互に 委員長をなだめようとするが、 委員長は興奮しきっきり。 どうやらおさまりそうもない。 「もうやめてください、 竜牙さん! 女の子相手に!」 ………………。 校舎裏の狭い空間に 長い長い沈黙が訪れる。 なんだ…? 委員長は何が言いたいんだ? コイツ等だって、 私が女だって分かってて ケンカ売ったんだろ? 長い沈黙を破ったのは光だった。 「な…何言ってんのさ、委員長。 この子、男だよね?」 ……………は? 何おっしゃってるのか よく聞き取れなかったかな? あれ、今男って言った?光くん? 「…悠希さんは、 れっきとした女子ですよッ!」 委員長のそんな言葉が 校舎裏に空しく響いた。 私の周りにいる男子達が固まる。 見事にコッチーンと。 そして何かがブチぎれたように 発狂した。 「「「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」」 、
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