学寮

4/9
前へ
/481ページ
次へ
「絶対殺す…後で締めてやる…」 私の事を男と間違えた上に チビチビと連呼しやがって…。 寮と校舎をつなぐ 渡り廊下を渡り終え、 私は古臭い沢山の古いドアが いくつかある場所に辿り着いた。 ここは寮。 私がこれから住む東寮だ。 そして私の部屋は208号室。 東寮の一番奥。 奥っていっても東寮自体 そんなに大きくないから 遠くはないんだけど。 私はプレートに208と 書いてあるドアの前に立つ。 白い扉。 思っていた以上に綺麗だ。 多分あれだろう。 学校を先に見たから 凄い綺麗に感じるんだ。 そうに違いない。 私は握り締めていた温かい鍵を ドアノブ下の鍵穴に差し込み 右に回した。 カチャッと音が鳴り、 ドアノブに手をかけて ゆっくりと扉を開ける。 玄関の目の前には壁。 左側に廊下が続いていた。 目の前にある壁には 観葉植物が飾られ、 綺麗にされていた。 廊下の幅は大体、 人2人が通れる程度だろう。 やはり、思っていた以上に綺麗。 私は部屋に入ろうと靴を脱ぎ、 部屋の廊下に立つ。 そして左側の廊下を歩き リビングに出た。 その先に見えたのは 「………………は?」 、
/481ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11883人が本棚に入れています
本棚に追加