学寮

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「俺達は族の幹部なんですよ」 へぇ~幹部。 「どこの族?」 「『黒龍』です」 へぇ~黒龍…… 「…って『黒龍』!?」 黒龍って言ったら、 あれじゃないか。 最近私らのファミリーが 同盟を組んだ結構強い族。 っていうかヤクザさん。 「竜牙が総長、 俺が副総長で 蘭と光が幹部ですよ」 で、何ですか。 私はそこの総長さんに ケンカ売ってしまったと。 ……あとでクレサに殺される…。 っていうか、 これから黒龍さんに関わる仕事 抜かしてもらおうかな…。 「で、うちのクラスのメンバーは委員長を抜かして全員 黒龍のメンバーなんだよ! 下っ端の下っ端の下っ端だけどね」 どんだけ下なんだ。 それをきゃぴきゃぴと可愛らしく言う光もどうかと思うけど。 それにしても… 「やっぱ委員長は一般人なんだね」 「そりゃなぁ… あんなのがメンバーだったら うちの族は潰れてるっつの」 言いますねぇ、総長さんよ。 委員長の立場0だな。 「それでもアイツの勇気は 半端なかった」 竜牙から伝染したんだか なんだか知らないが 眠り王子こと蘭以外は 全員うんうんと頷く。 この野蛮な族たちを 頷かせる程の事をしたのか、 あの人は。 「お前みたいに 裏に呼び出したときさ、 委員長ったらびっくびくしながら来たんだよぉ? 絶対来ないと思ってたのに」 「…で?結果は?」 「考えている通りで 当たってるよ~」 つまりボコボコに やられてしまったと。 うん、委員長らしくていいよ。 私は気にしない、 委員長が勝てるなんて 思ってなかったから。 、
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