悪魔なマフィア

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私達クロドファミリーは 世界のマフィアの中でも 1・2を争うほどの強いマフィアだ。 イタリアにあるクロドの本部に 10人いる幹部の中の5人が残り、 私達を含めクロドの 3分の1のメンバーは今、 日本に来ている。 日本に来ている理由は 悪行を働いている マフィアを潰す為と、 同盟ファミリーを増やす為、 あとは力の見せつけ。 今もちょうど、 麻薬の密売を行っていた ファミリーを一個 潰してきたところだ。 日本の法律だと 銃を持ってたらサツに捕まるけど んなもんバレなきゃいいんだって。 殺した後の死体をこっちで 負担しなきゃいけないのが 苦だけどね。 そんな事を思っていると、 いつの間にかボスの部屋に ついていた。 私は入口の 指紋認証を済ませてから ボスの部屋へと続く扉を 軽くノックした。 ───コンッコン 「お入り。」 ノックの音のすぐあと、 優しい老人の声がして 私は高級感あふれるドアを ギィ~っと開けた。 「おかえり、悠希。」 中にいたのはビシッと スーツを着こなした 白い髪とひげのおじいさん。 表情は柔らかく大人しげで、 にっこりとこちらに 微笑みかけている。 一見頼りなさげに見えるが この人は世界に誇れるマフィア、 クロドファミリーを束ねる 強くて凄い人なのだ。 一見頼りなさげだけど。 「ただいま、ボス。」 私はボスに微笑みかけながら 広い広い一室に入って行く。 地面には赤い絨毯が敷き詰められ、 天井にはキラキラと輝く シャンデリアが 存在を強調させている。 さまざまなところに彫刻が施され、飾られている。 ボスが座っている机も 曇りなく真っ黒でいかにも高そう。 「今日も、随分派手に汚したな。」 、
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