訪問者

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「えっと… この人がクレサ=アラルガンド。 で、この両腕のがリズとリム。 3人ともイタリアの 私の知人…です」 「初めまして」 「「よろしく~」」 愁哉に勧められて ソファーに全員で腰掛け、 光にせかされて クレサ達の紹介をする私。 「ごめんなさい、 こんな大勢で押し掛けてしまって。まさかルームシェアだとは 思わなかったから…」 「いえ、お構いなく。 悠希さんのご友人なんですし」 そして社交辞令なのか何なのか、クレサと愁哉が礼儀正しい会話をするが、私が今聞きたいのはそんな事ではない。 クレサ達がなぜここに来たのかだ。 おおよその見当は ついてるけどさ… 「つか…何の用で来たのさ」 「別にこれと言った用はないわ。ただ、元気にやってるか見に来ただけ」 あ、なるほど。 つまり仕事を持ってきたわけか。 私は心の中で納得をし、 クレサの考えを読む。 いつかは来ると思っていたけど、結構早かったな。 別に仕事が来る事は構わないけど コイツ等がいて依頼書が貰えない。 まぁ… ルームシェアだから仕方ない。 そこはどうにもならない事だし。 そこで、 どうやって依頼書を貰うか…か。 、
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