1/始まり

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沙穂は人が変わった用に言う。 「触んなよ、汚い。何でかって?あんたはもう必要ないし邪魔いから外したの。」 ─────放された手。 …いままで一緒に 過ごした時間は? あの時の笑顔…嘘?? ねぇ───っ。 ねぇ。いきなりどうして? 前を向くと前には 二人共姿を消していた。 「ふふっ…はははっ。」 あたしはこの時 悟ったの。 友達なんて飾りだって。 ───上辺の付き合いで 用が済めば捨てられる 儚いもの。 それからあたしは 友達不信になった。
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