Vol.4 転機

4/6
前へ
/82ページ
次へ
窓の隙間からは、静寂の闇の中を風を切って走る音の他に、少しずつ、エキゾーストノートが大きくなっている・・・気がした。 少ししたら非常駐車帯に何台もの車が一列に並んで駐車していた。車種は何の変哲もない乗用車。ミニバンとかセダンとか。 彼らもそこに並べて停めることにした。 そこに停めてあるドライバーらしき人たちが、一つのコーナーの先を一心に見つめていた。 少し異様な風景だった。
/82ページ

最初のコメントを投稿しよう!

59人が本棚に入れています
本棚に追加