Vol.5 転機part2

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また、爆音が響きわたる。 登ってくる車がいる。 さっきまでとはまた違う緊張感があたりを包む。 上り坂をものともしない加速で、コーナーを立ち上がり、ロケットのようなスピードで拓哉達の前を駆け抜けていった。 拓.遙:「あのランエボ‼‼さっきのじゃん‼‼」 遙:「今日3回目じゃん‼‼」 なんと!! 今、拓哉達の目の前を駆け抜けた車は、海へ向かう高速で抜いていったランエボそのものだった。 続けざまにもう一台登っていった。 拓哉と遙人には気づくものがあった。 素人ながら。 この2台は、さっきのドリフト組とはまた違うオーラのようなものを放っていることを。
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