Vol.1 夏休みの思い出

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今日は、抜けるような青空が広がり、最高気温も30℃を超えるような1日で、まさにプール日和であった。 15分程車を走らせると、K駅の1つ隣のT駅に着いた。 タクシー乗り場の近くには、2人の女の子らしき人がいるのが見えた。 というかそれ以外は、誰かを待ってる様子の人はいなかったので、すぐにわかった。 いきなりだが、ここで2人の主人公の特徴を紹介しておこう。 須藤拓哉 18歳 172センチ 65キロ 性格は一言で言えば、明るい。少しお調子者だ。顔はいい方でその性格やスポーツ万能なことも重なって女子にはモテた。 しかし今現在、彼女はいない。ちなみにいない歴は約半年程 学業の方はあまりよろしくない。 大沢遙人 18歳 167センチ 60キロ 少し小柄な感じで、性格は拓哉とは正反対のクールな感じ。 しかし、表面上はそうだが、実際は誰よりも熱い男だ。 彼もスポーツ万能で、成績は拓哉よりは全然優秀。モテモテという感じではないが、少なからず彼の魅力に気づく女の子はいた、だが彼もまた、彼女はいなかった。まだ女性と付き合ったことはなかった。
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