過去。

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それから彼となかなか連絡がつかなくなった。会う前は一日100通くらいメールしたりしたのに…。 『忙しい』 彼は繰り返しこう言った。嘘でしょ?前は忙しくてもメールくれない事なかったよ。会ってから態度が急変したくせに…嘘バレバレだよ。 『別れよう』 私からそう言った。フラれるのが嫌だったから。彼からのメールは… 『俺じゃ幸せにしてあげられなかったんだね。ごめん』 彼と別れてから泣いた。最後にズルイ、思わせぶりな事言わないでって悔しくなった。それと同時に、やっぱりどんなに上手く言われても会えば所詮は外見なんだって思った。私は背が高く、ぽっちゃり気味。外出すれば見知らぬ人に『デカい』『巨人』などと罵られる。男が怖い。私はどんどんコンプレックスの塊になり、下を向いて猫背でなるべく小さく見えるように歩いた。だれの声も聞こえないようにヘッドフォンを音量を大にして歩いた。 『もう悪口を聞くのは嫌だよ…』
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